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「とりあえず……ウンディーネ、水浸しにして」
[畏まりましたわ]
ウンディーネはザパァッと大量の水を降らせる。
「全部のフロア……出来る?」
[勿論ですわ]
ウンディーネは楽々と建物中の床を水浸しにする。
「トール、電気分解ね」
ニコニコしながら美羽は建物を出た。
[はぁ……仕方ない……か]
バリバリと電気が床を走る。雷神であるトールの電気は床の水の中を通っていた。
[美羽、終わったぜ]
「うふふ……ありがとう。そろそろ敵さんも気付くよねぇ……」
ザワザワと建物の中で人の気配がした。
「カガリ、トドメだよ🎵引火させて」
[もっちろん]
カガリはニッと笑うと小さな火を建物のちょうど真ん中のフロアに起こした。
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