少女の目覚め

9/12
前へ
/46ページ
次へ
「母様の事、どれくらい好きらったの?」 「とても……好きだったよ……でも海さんの事も好きだった……だから二人には幸せになって欲しかったんだ」 「でも殺された……悪い人に殺された……」 美羽は呟く。 「ナル、僕は変なの?」 ナルは驚き、美羽を見つめた。 「どうしてかな……?」 「僕が喋れるから……驚いたれしょ?」 ナルは頷いた。 「僕は何者なのかにゃ……?わかんないや……お利口さんだけど知らにゃい……」 美羽は独り言を言う。
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

90人が本棚に入れています
本棚に追加