7 SEa bear

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      「クジラがやってくるのは  なくなっていくものを  愛するためだと  ぼくは思うんだよ」     と 彼は言った     シーベア   と、つぶやいて わたしは彼を抱きしめた     優しさも愛しさも 大きさなんてわからないけれど わたしは その全てを 感じた気がした           太陽が昇る その光に目を閉じたとき わたしは 目が 覚めた。
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