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…この前来たのはいつだった??
この肌に熱い吐息を触れさせてくれたら、しばらくは俺も頑張れるよ───??
++充電切れ++
「…ぁ、」
俺の口内で弾けた、庸介の性。
“粘膜で感じたいんだ”、
…なんて我儘を言って、兄貴は折角用意した避妊具をゴミ箱に捨てた。
…最低。
仕方が無い、俺は青臭さを耐えて喉を鳴らす。
こくり。
喉仏が上下すると、庸介は満足そうに笑った。
「な、庸介。
挿入にゴムは不可欠だと思う」
口の端をごしごしと擦りながら、小さな説教。
躰の中にどくどくと流れ込む精の感覚、を庸介は知らない。
───入り込む感覚は良いんだ、まだ。
ただ後始末が大変、風呂場で一苦労、の俺の気持ちなんてちっとも分からないだろう、あんた。
小さく睨むと、庸介は肩をすくめる。
「久方振りに会って───数日すればまた離れてしまうのに、お前、直に触ることすら許してくれ無いの??」
…畳の上に組み敷いて、更にオーラルセックスまで強要しながら───まぁよくそんな台詞言えたもんだな。
呆れて溜め息が出てしまう。
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