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11:00 天候 晴れ
倉橋島の南にヨットは来ていた。
南側は快晴である。
北を向くと、分厚い雲がぎっしりと詰まり、あれが寒冷前線の分かれ目なんじゃないかと感じる程だ。
ヨットは自然の力を利用しながら走らせるものだ。
つまり、普段の生活で、あまり関係ない事象に目を向けるチャンスがある。
ある意味で、こんなに利に適った乗り物は無い様に思う。
海面を見ると、それぞれ表情が違う。
潮の流れ、無風の場所、強い風の場所。
そんな事にも気付く。
普段の生活でそんなものに目を向ける事はまずない。
逆に言えば、そこに目を向けれるのは、のんびり走るヨットだからなのかもしれない。
この見方が常に出来れば、日常のあらゆる変化の兆しを見つけれるのかもしれないと思う。
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