奇妙な日常の始まり

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「誰かにね、矢で心臓近くを射ぬかれたんです。その誰かから色々なことを聞いたんだ」  自分の胸を人差し指で軽くトントンと叩く様子からは痛みなど微塵も感じられない。  一体この幽霊は何なんだ?  広がる疑問に対し、思考を巡らせながら、2人で大きく高校名が掘られた校門をくぐった。
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