奇妙な日常の始まり

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「古賀君、少し話があるんだけどいいかい?」 「ん、川上君何かあった?」  同じクラスだがあまり話しをしたことの無い相手に対し、失礼のないように、だからと言って親しみやすさを失わないようにして話しかける。難しいねぇ日本語。  こちらの意思が伝わったようで、古賀君は帰り支度をやめ、視線をこちらに向ける。 「いやー大したことじゃないけど少し聞きたいことがあってね」 「はぁ…別にそれくらいならいいですけど」  早速聞きたいことを言葉にする。 「古賀君って幽霊見える?」 「……?一体なんのこと」
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