*失った笑顔*

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今日はいつもと同じ普通の日。 そうだとずっと思ってた。 私は全ての授業を終え、家に帰ってきた。 玄関で見つけたのは・・・ 黒い猫。 しかも凄く汚い。 「何してたの?ブチ。」 正確にはブチ二号。 ちなみに私が名ずけた。黒いのに。 「しかもなんか・・・雑巾ぽい臭いするよ・・・。」 私が嫌そうな顔をするとブチは心外だというふうに、にゃあと鳴いた。 ブチは頭が良いみたいだ。 私はブチを離し気味に持って狭い庭に出た。 そしてブチを置き、水道にホースを付けて水をだし、無造作にブチにかけた。 その瞬間 一瞬でびじょびじょになったブチは一瞬で庭の外へ逃げた。 「ブチ!」 私はブチのあとを追った。 何分探しただろうか? なかなかブチは見つからない。 とある小さな公園に差し掛かったときだった。 「全く。人さわがせなやつだなぁ。」 にゃあ。 聞き覚えのある声に猫の鳴き声。 まさか・・・? 私は小さな公園の入り口に立った。 やっぱり・・・。
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