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町田義昭(まちだ よしあき)の好きな人。
義昭ってのは私の幼なじみ。
いつも煩い、ヤンキー少年。
早くもこの学校では、名前を知らない者はいないほど目立つ。
でも、本命には奥手な、シャイなやつ。
なんでも一目惚れだとか。
また、森泉の声がした。
「なっ名前は??」
それに答えて酒井が
「戸田雪音だよ。知らなかったの??」
やっぱり私のことか。
「う、うん。」
私は視界の端の少女を何と無く見つめた。
この時の私は
この子が私を変えてくれる
いじめっ子
だなんて思ってもみなかった。
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