‡資源一‡

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「つまりだな、資源と言うのは、教科書通りに言うとだな、〈資源〉は、一種のDNAのような物で、今の所不変である……ということだが、まあ簡単に言うと血液型とかそんなもんだ」 詳しい説明はどうやら省き、もう一つの質問に先生は答えた。 「〈資源〉を使えるようになるのは、はっきり言ってまだ詳しい事はわかっていない……。 殆どの人が気付かないうちに使えるようになっている。まったく、知識が溢れるこんなご時世に、まだまだ摩訶不思議なものが存在するんだと、関心するよ。ちなみに俺は、二年前に使えるようになった。特別に見せてやろうか!」 この授業毎に行う梅津式実践講義が始まってしまった。 こうなったら止まらない。 そして、誰も止めないのだ。 どうせ、失敗するからね。
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