一日目

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「おい、着いたぞ」 「ん~」 「起きろぉ!」 「イデデデデデ!!」 あまりの痛さにあたしは飛び起きた。 「ひっど~い。レディのほっぺをつねったな」 「中々起きなかったお仕置きだ。みんな、宿に行っちゃったぞ」 キョロキョロと周りをみると、確かに誰もいなかった。 ん?と、いうことは……… 「待っててくれたの?」 「え?ま、まぁ暇だったし…」 そっぽを向く律。 しかも、顔赤いぞ? 「クス。素直じゃないなぁ」 「なっ!?うっせ」 あり?すねちゃった。 「律も可愛いとこあるんだね~」 「俺は、可愛いくない。かっこいいんだ」 「ぬぉ!?言い切ったな!?」 「本当の事を言っただけだ」 まぁ、確かにかっこいいけどさぁ。 「その話しさは置いといて、早く行こっ」 「…………。ハイハイ」 あたし達は、宿に向かった。
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