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クリアはまだ、ぐったりとしていた。
グレイは置いて行こうとした。しかし…
『逝ってください』
―――ガクガクブルブル…
おぶるのもなんなので…バイクに寝かせて、連れて行くグレイ。
一応。グレイは17歳だ。
―――15分後
「――ハッ!」
どうやら、クリアは目を覚ましたようだ。
「よぉ。お目覚めか?」
「何で、歩ってんの?」
「燃料切れ~!!」
グレイはひらひらと手を振った。
「馬鹿!!加速したら、アクセル踏まなくても十分進むのにっ」
「どうりで速い訳だ…」
「どうすんのよっ!?」
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