第二章~朝~

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「まぁいいじゃん」 爆弾発言。 メキャメキャとまた唸るクリアの拳。 「僕が悪かったです。だから、だから怒らないで下さい。」 物凄く必死に謝るグレイだった。 「わかったわ。じゃあこのまま、バイクに乗けてって。」 グレイはどれほど「いや。」と言いたかっただろうか… しかし、剥き出しの殺気に圧倒され、首を縦に振ってしまった… ―――1時間後 荒野にある、あまりにも不自然な岩山が見えた。 本部はその不自然な岩山の中にある。 「敵に出くわさなくて良かった♪」 と、グレイは言った。 早速二人は別行動。 …のハズだったが、行く場所は同じ…。本部長ガルシアの所だ。 グレイは残念そうな顔をした。 「そんなに私といるの…嫌?」 正直「いや」と言いたかっただろう… 上目遣いで見てくるクリア。そして僅かな殺気が…
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