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「まさか、馬鹿で、面白くて、面倒な事が嫌いで、実は優しいあいつが死ぬなんて……私は全く思ってもいなかった。
それは約束をしたから……?
違う。きっと………私は…。」
一人の少女は黙ってしまい、そして一冊の本を取り広げた。
――伝記。
解決戦争……それは全てが解決した戦争。
黒き柱が表れん時。
生存の主は絶え、全ては解決した。
伝記にはそう書かれている。
しかし、この戦争を集結へと導いた一人の少年の名前は無い。
少年の名は………グレイ・ストライプ
普段はやる気を見せない、気だるそうな目を持った少年。
この物語はその少年の話。
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