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柚「次あれ乗ろう♪」
柚葉が身を乗り出して指差す。
その先には大きな"恐怖の絶叫マシン"とかかれたジェットコースター。
亜「あんまり人並んでないし、いこっか」
や「ちょっと怖そうだけど面白そう!」
柚「…ごめん、トイレ行ってくるね;先に乗ってて大丈夫だからね」
空「お、おい柚葉?!」
突然駆け出して行ってしまった柚葉。
明らかにトイレがある方向とは逆の方向へと走り去っていく柚葉だったが、だれも逆方向へ柚葉が走って行った事には気付いていなかった。
亜「…どうしたのかな?ちょっと慌ただしそうだったけど…」
な「当然でしょ?この手の内容はあんまり人には聞かれたくない事でもあるんだから。」
亜「うん…でも今の…」
なんか…ちょっと柚葉の様子が変だったかも。
ちょっと表情も変わった気がするんだ。
あの優しい柚葉が、明るく元気な笑顔をする柚葉が、あんなに…冷たい表情をしたのは初めてみた気がする。
それはただ単に私達があんまり柚葉と関わりがないから、いろいろな柚葉を知らないだけかもしれないけど…
や「亜夢ちぃ、どうかしたのー?」
亜「え?!な、なんでもないよ;;それより、柚葉を待っててあげよっか♪」
唯「そうだね。元々天音さんが乗りたいって言ってたんだし、待っててあげよう」
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