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イ「…」
柚「イクト、どうしたの?まだ時間は早いよね?」
小さめの建物の裏に隠れた所に柚葉とイクトの姿はあった。
イ「…ああ。一応柚葉、お前に確認しておきたい事があったんだ」
柚「?なに?」
イ「×たまがでたら、お前はあいつらガーディアンの前でキャラなりするんだよな?」
壁に詰め寄られ、瞳をジッと見据えてくるイクト。
それに多少ドキドキしながらも目を反らさずに柚葉は頷いた。
柚「…みんなも馬鹿じゃないよ。そろそろ見せてあげないと、みんなに力の差が歴然としている事、気付いてもらえないから」
しかし、そこにいたのは今までの口調の柚葉ではない柚葉だった。
イ「…なら、いい」
柚「!イクト…!」
背を向けるイクトの背中にそっと声をかける。
イ「?」
柚「心配してくれてありがとう…。でも、大丈夫だから…」
ねっ、と首を傾げて無理して笑う。
それにイクトは頷きそしてもう一度背を向けて歩いて行った。
エ「…ゆず、本当にやるんだよね?」
柚「…やるよーっ♪キャラなりはハッピーエンジェルでね」
エ「わかった。私達は柚葉の味方だから。ずっと着いていくよ」
柚「ありがとう…頼りにしてるからね」
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