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柚「…ふぅ。じゃあ学校向かおっか♪」
エ「ゆずって本当学校好きだよね」
ミ「でもイースターでもあるのにガーディアンっていうのはどうなのかしら」
ふと、ミリーの一言により学校へ行こうとする足を止めた。
まだ仮とはいえ、一応ガーディアンとして亜夢達と一緒にいる柚葉。
しかしそれは、亜夢達に近づく為のイースターから差し向けられたスパイとしての仕事の為だ。
決してそこに友情なんてありはしないと思っている。
けれど、まだ小さな少女にとってそれはとても苦しい重荷であり、そして小さきながらも罪悪感に浸っている。
ミ「亜夢達にバレたら、マスターは裏切り者になる。」
メ「ミリー!口を慎みなさい!」
メリーがミリーに向かって叱責すると、柚葉はそんな二人の間に割って入りメリーに向かって首を横に振った。
柚「…いいんだよ、メリー。本当の事なんだもん」
メ「ですが…っ」
柚「ミリーの言う通り、私は裏切り者だよ。亜夢ちゃん達の事を、イースターに売ってるんだもん。別にイースターに従わなくてもいい私が。」
リ「…柚葉がそれが正しいと思う行いだと思うんなら、あたし達はただ柚葉についていく。柚葉はいつだって自由でいていいんだ」
柚「…わかってるよ。ありがとう…」
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