予兆

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「貴様がインドラか。炎神の持ち主…」 その声は、かつての俺にどう聞こえたのだろうか。 闇…いや時空の支配者と呼べる男。 ゼルファス・フォルネウス。 奴は神の戦いについて多くの事を知っていた。 前回の戦い…そして自らの神からの情報からの知識だった。 罪深き神々、そして神に近付いた人間たちによる戦い… それは裁きなのか? それとも道楽か? 俺は奴等の申し出を一度は断った。 奴は1番の目的以外に、世界の大半を破壊しようとしていた。 それは奴自身の過去が呼び寄せる惨劇だろう。 そして…奴は神に成るつもりだった。
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