花
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花
君が泣いている 声にならなくて 白い部屋ベットで動けない僕は 花瓶の花をただ見つめていた 名前も思い出せない 知ってる筈の泣き顔 細い指が締めあげたね それでも僕は花びら数え 「ごめんなさい」の意味もわからず きっと笑えばいいと思った 最期に見えたのは 忘れてしまった君じゃなく 名前も知らない赤い花びらが 1枚剥がれて風に舞っている遊戯
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