通り雨
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ダイニングテーブルに置いてあったハガキを手に取ると ハガキを持って部屋中をキョロキョロと見回した。 (どうしよう! ハガキを隠す場所が思い付かない!) 時計の針は午前9時38分を指差していた。 (もう出ないと仕事遅刻! あ~もう…) 幸恵はハガキをカバンに押し込むと 走って玄関を出た。 外は雨がシトシトと降りだしていた。
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