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「何時まで寝てるつもりなんだよ!!起きろ!!!!」
大きな音と同時にでかい声も聞こえた。
兄貴かよ...もっと爽やかに起こして欲しいっての!...
この声の主は俺の兄貴、
『廣瀬 浩也(ひろせ ひろや)』
現在17歳、今年から高校三年になる二つ上の兄貴だ。
「おっ!もう起きてたのか?」
そりゃ起きるだろ?
「今のでかい音と声で跳び起きたとこだよ」
「今日からさくも高校生なんだからしっかりしろよ」
「分かってるって!てか、なんで兄貴が起こしに来たの?」
「あぁー、親父が早く飯食いに来いって!」
親父???
「今日は、親父遅いんだな」
いつも俺が起きる頃には、親父は仕事に行っていたので不思議に思いながらも兄貴と一緒にリビングへ向かった。
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