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ガチャ!
「おはよぉ~...」
俺は眠い目を擦りながらリビングに入った。
親父は椅子に座って新聞を読みながらテレビを見ていた。
どっちかにしろよ!!
俺は心の中で親父に突っ込みを入れていた。
「おぉ~!やっと来たか!早く座れ」
「兄貴に起こされなければまだ寝てたけどね」
まだまだ寝足りないし...
「人がわざわざ起こしてやったのに」
兄貴はそう言いながら自分の椅子に座った。
「さっ!早くさくちゃんも椅子に座って」
母さんが俺に言ってきた。
「てか高校生なったんだからいい加減ちゃん付け止めてよね?」
「ウフフッ、あたしとさくちゃんの年齢はいつまでも変わらないんだからあたしにとってはいつまでもさくちゃんなのよ♪」
母さんはご機嫌に言ってきた。
いや、どんな理由だよ...
またまた俺は心の中で突っ込みを入れていた。
「てか親父仕事行かなくて大丈夫なの?」
俺は親父に聞きながら椅子に座った。
………。
返事が無かったから俺は親父の顔を見た。
何言ってるんだ?と言いたそうな顔をしながら俺に時計を見るよう言ってきた。
時計?目覚ましが鳴ったってことは今六時半だろ?
俺は不思議に思い時計を見た。
まだ五時半じゃん!!!.....
俺は一瞬にしてテンション下がった。
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