Re:Dec17‥

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あれから二年目の冬 たかが二往復の四季は 僕の中では何一つ変化もなく ただ風が吹いていただけ 僕の傷(あな)にいつも 染みていただけ 塞がらない傷(あな)は 二年前よりずっと広がって 前にも後ろにも進めなくなってた だけど隣に君がいると信じ 立ち止まったまま また四季が廻る       僕の隣には触れれぬ君 もう共に笑えず 泣けず 共にいれるだけで 共に歩けなくても まだ幸せでありたくて 君を還えせずに 佇む冬の朝       あれから二年目の冬 また目で追ってしまうのは 必ず君に何処か似た人で ただ君に触れていたかっただけ 僕の心(傷)に触れ痛めただけ 塞がらない心(傷)は 二年前よりずっと広がって 前にも後ろにも進めなくなってた それでも隣に君がいると信じ 立ち止まったまま また四季が廻る       僕の隣には無言の君 もう共に歌えず 泣けず 共にいれるだけで 共に触れれなくても まだ幸せでありたくて 君を還えせずに 眠る冬の朝       僕の隣にはあの頃の君 バカだねと 僕を抱きしめる腕もなく 君が生きてるだけで 共に歩めなくても また君に触れたくて 君と離れたのに‥       僕の隣にはいつも君 また共に笑い 歓び 共にいれるだけで 君に触れれなくても また君に巡り逢いたくて 君と共に還える冬の朝
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