4人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
俺はマフィアを演じていました。何時だって最高のマフィアになるように、精一杯演じていました。
ある日、ボンゴレ10代目の貴方に出会いました。俺は今まで演じてきたものがこんな情けない貴方に負けていると思うと悔しくて悔しくて、正直、殺したくなりました。今まで棄てたものを返せ。そう思いました。しかし、違いました。貴方は頑張っていました。誰にも見られない所で、誰にも分からないような行動で、あまりに儚くて、貴方が消えてしまいそうで。
ああ神様。もし、本当にいるのなら、この役者の舞台を降板させてやって下さい。
俺が棄てた物を代償に。
最初のコメントを投稿しよう!