始まり

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飛び上がる程、嬉しかった。 私は震える手でメールを返信した。 「よろしくお願いします。」 それからは毎日、会うようになった。 部活終わりに近くの河原に行って、何時間話しても話しが尽きることは無かった。 「明奈は一人じゃないから。俺がずっと傍に居るからな。」 私が家出した日、心配だからとすぐに私に逢いに来てくれた。 私のことを宝物だといつも言ってくれた伸也。 私は伸也が居てくれたから一人じゃないって。 伸也が居るから寂しくないって。 あなたが私の心の支えになっていたんだよ。
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