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フォックスは目を凝らすようにして、アレックスを見た。
『オイ、ラビ中尉!何だこのヘポポタマス星人なような冴えない男は?
彼が伝説のスターファイター、アレックスだと言うのか!?』
飛行廷に乗っていた白いスーツの女性がピョンと降りた。
ヘルメットを取ると、これまたピョコ、と白く長い、それはまるで兎のような耳が伸びた。
『フォックス司令、間違いないです!コンピュータのデータを基に彼を捕えたのですから!…しかし、もっと小さい少年だと聞いていましたが…』
ラビ中尉はスラリとした身長と、本来は美しいであろう顔を歪めて、胡散臭そうに、中年男アレックスの周りをグルグル歩きながら見つめた。
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