第二章~龍門高校野球部入部~

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キンッ! 放たれたボールはバックネットに飛んでいった。 (やるな。こんなところにもアキラのボールに合わせる奴がいるとは思いもよらなかったな) リョーマは少し驚いた。 「次こそは完璧に捉えてやる。こい!」 筧が再びバットを構える。 (ちっ。まさか当てられるとはな。リョーマ、次はどうする?) (9割の力で投げろ) というサインをリョーマは出す。 アキラはコクリと頷いて大きく振りかぶった。 「これで終わりだ!」 アキラの手から3球目が放たれた。
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