第二章~龍門高校野球部入部~

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筧はスイングを始動した。 「何!?更に速くなっただと!?」 筧は必死にボールに合わせようとしたが、バットに当たることはなく、 リョーマの差し出されたミットの中にボールは吸い込まれていた。 「ストライク!バッターアウト」 リョーマはコールした。 「くそっ。最後のボールは全く目が追いつかなかった」 筧は悔しそうにしている。 「まぁ、1球かすっただけでも、結構良い方ですよ」 リョーマは筧に言い放つ。 「これで、分かりましたよね?オレの言ったことがハッタリじゃないってこと」 誰もが静まりかえっていた……
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