14185人が本棚に入れています
本棚に追加
誰もが静まりかえっていた頃、
監督はスピードガンを見ていた。
「155km/hだと!?信じられん。こりゃ、甲子園だって夢じゃないぞ」
そう言って、監督はアキラのもとに駆け寄っていった。
「おい、お前名前は?」
「氷堂……氷堂アキラです」
「そうか。氷堂というのか。で氷堂、お前はこの夏、ここのエースとして出てくれ。誰も異論はないよな?」
誰も反対しなかった。
「よし、じゃあ頼むぞ氷堂」
「分かりました。オレがこのチームを必ず甲子園に連れて行きまッス!」
アキラは胸を張って言った。
―こうして無事にアキラ達は野球部に入部することが出来たのだった……
最初のコメントを投稿しよう!