第三章~【神速の住人】との出会い~

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練習後の帰り道、アキラとリョーマは一緒に帰っていた。 「なぁ、アキラお前ホントに甲子園に行けると思ってんのか?」 リョーマはアキラに訊ねた。 「普通に行けるだろ。なんだよ、何かあったのか?」 アキラは少し心配そうに尋ねる。 「いや、別に何かあったわけではないんだが、この前、知り合いに去年の夏の予選のビデオを借りたんだ」 「ふーん。何かスゴイ奴でもいたのか?」 「ああ。まずはもちろんこの地区の覇者、剣聖学院だ。 あそこには全国屈指のスラッガー三神 輝だけじゃなく、2年生エースの神羅 誠(シンラ マコト)、そしてあの武蔵先輩までいる」 「何ィ!?武蔵センパイもいるのかよ!?」 アキラは叫んでいた。
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