プロローグ《舞い降りた、風》

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塔矢 「平和………か」 (どこか寂しそうに) 葵 「?塔矢、どうかしたんか?」 塔矢 「いや……とくには、な。っと、時間のようだ、俺はこれで帰らせてもらう」 (塔矢、鞄を持ち教室を出ようとして、ふと振り返り) 塔矢 「阿木人」 阿木人 「ん?」 塔矢 「お前がどう思おうとかまわん。だが、この世界には……化学を超越したものがある、それは覚えておくんだな」 (塔矢、教室を出る) 阿木人 「どうしたんだ……?塔矢のやつ……」 阿木人(M) 「化学を超越したもの……その塔矢の言葉をこの少し後に理解することになるとは、この時の俺は露とも思わなかったんだ………」
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