プロローグ《舞い降りた、風》

9/13
前へ
/60ページ
次へ
阿木人 「こ………れは……?」 (阿木人、裏路地の壁に光輝く道を見つける) 「なんだ……これ」 (呟きながら阿木人、光に吸い込まれるように中へ足を踏み入れる) ビョルノ 「ヒー…………ヤッハッハッハァァァァァ!!!」 阿木人 「な………!?」 (阿木人の目前で、青年と先程の少女が死闘を繰り広げている) ビョルノ 「ハッ!てめぇもしつけぇなシア・ベテルギウス!こんな東方の国までおれっちを追いかけてくるなんて、よぉ!」 (青年、言いながら手から光る弾を放つ) シア 「黙りなさいビョルノ・リブラ!カリヤの仇……今此処でうつ!」 (少女、光弾を避け右手を振るい、鎌鼬をおこす) シア 「切り裂け紅き烈風!カー・ルッシュ!」 (少女、紅色の鎌鼬を青年に向かって一直線に飛ばす) ビョルノ 「そんなもんがぁ………きくかよっ!!」 「我が身を護れ、神威の盾!イージス!!!! (青年、手を勢いよく前に翳す。瞬間、鎌鼬が四散する) シア 「くっ…………」 ビョルノ 「ハハハハハハ!甘っちょろいぜ!!!」 阿木人 「なんだよ………なんなんだよこれは………」
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加