プロローグ《舞い降りた、風》

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阿木人(M) 「なんだよ非現実なこの状況……!幸いあいつらは俺には気付いてないみたいだから…今のうちに」 (阿木人、ゆっくり後退りを始める) ビョルノ 「ククッ……まったく、てめぇも難儀なもんだな、シア・ベテルギウス」 (シアの風を弾きながら言う) シア 「なに……がよ」 ビョルノ 「人間と関わっちまうからこういうことになるんだぜぇ……?あの人間もてめぇに会わなきゃ、死にゃあしなかったものを……よ!!」 シア 「言わせて……おけば……っ!!!」 (シア、怒りにまかせ突撃する) ビョルノ 「ヒャハッ!バーカ」 (ビョルノがにやりと笑うとビョルノの足元が光り輝く) シア 「な……罠!?しまっ……!」 阿木人 「あと少しで………っ!?」 (瞬間、シアが光の鎖に四肢を拘束される) シア 「ぐ…………不……覚っ(歯を食いしばるように)」 ビョルノ 「ハハハァ!いい姿だなぁシア・ベテルギウス。このままその姿を見ているのも悪くはないが……」 (ビョルノ、後ろに跳躍しシアと距離を置く) 「……てめぇは目障りだ。オレっちの、いや、宿主のか。最大威力の式術で跡形もなく吹き飛ばしてやるぜ…ヒャハッ!」 (ビョルノ、力をチャージし始める) シア 「うっ……!くううううっ!!!!」 (シア、なんとか拘束を解こうとするが鎖はびくともしない)
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