プロローグ《舞い降りた、風》

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シア 「う、そ………なん、で……?」 ビョルノ 「馬鹿な…何の力もない人間がなんで俺っちの結界に……いや、待てよ……」 (ビョルノ、ニヤリと笑い阿木人に近付く) 阿木人 「あ………カハッ。うあっ!!!」 ビョルノ 「ヒヒッ」 (ビョルノ、阿木人の髪を掴み、無造作に引き上げる) 阿木人 「うぐ………」 ビョルノ 「面白れぇガキだぜ。クク…邪魔してくれた礼だ、有り難く受け取れよォ!!!!!」 (ビョルノ、阿木人の胸に手を突き刺す) 阿木人 「う………ぐぁ、っは!?」 ビョルノ 「ヒャーッハッハッハ…………ハ?」 (ビョルノ、何かに気付く。瞬間、ビョルノの体が切り裂かれる) シア 「……油断大敵、よ」 ビョルノ 「ハッ……俺っちとしたことがガキに集中しすぎて術の……拘束を緩めちまったとはなぁ。……だが、残念だなぁ……クク」 (斬られたビョルノの体が煙になり、消え始める) シア 「分身……!?」 ビョルノ 「ヒハッ。消える前に一つ言っておくぜ……てめぇは更に絶望を味わうことになるってな!アヒャハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」 (ビョルノ、姿を消す) シア 「……あの時誓ったのに、また繰り返してる…?……いいえ、させない!!!」 (シア、動かない阿木人に近寄る) シア 「…だから、お願い。……目を、覚ましてーーーーーーーーーー」 (シア、阿木人に口づけする。瞬間、碧光が阿木人を包みこむ) 阿木人(M) 「再び目覚めた時、俺は家のベットに眠っていて、枕元には彼女がいた。そして、とんでもない事実を俺に言いやがったんだ……」 プロローグ End
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