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「なんだとぉぉ!?魔術を切り裂くなんてありえ……いや……まさか……その深紅に輝く瞳……エスラのヒューイか!?」
ゲログルガが驚きに叫ぶ。
今の技に木刀が耐え切れなかったようで、砕け散ってしまった。
「正解だ!!」
ゲログルガの問いかけに答え加速し拳を……
「ふん……」
ゲログルガはニヤリと笑うと同時に、腹にはゲログルガの持つ杖が突き刺さっていた。
「かはっ……!?」
杖が……伸びた……!?
伸びる杖に体を突かれ続け、吹き飛んで地面を転がる。
「甘いな……接近戦対策くらいしておるわ」
ゲログルガはまた杖を伸ばし、数メートル先にある大木を突き抜いた。木には穴が開き一瞬で元の長さに戻る。
「ある遺跡で見つけた杖だ。伸縮自在で岩をも砕く」
ぐっ……咄嗟に後ろに跳んで威力殺したけど……刃が付いていたらやばかった。
肺をやられたのか口から血を吐いた。しかし止まってたら狙い打ちにされる……痛みを堪えながら追撃が来る前に立ち上がる。
破壊の威力が込められた杖が突き刺そうと伸びる。
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