お祭りの終わりにのお話

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エスラは確かに戦争に勝利した…… しかし私はあれ以来ランとヒロに会う事はなかった。 会う事が出来なかった…… それでも今のは楽しい素敵な記憶だ…… まだ終わりじゃない…… エスラのヒューイは死んだ……あいつのせいで…… 結果は前からすでに思い出していた…… 過程は?私は何を無くした……? ……本来なら師匠の魔法で良い記憶より先に悪い記憶が蘇る……今のは異例……悪い記憶も蘇るのが必然。 記憶が再び溢れ出て封印は解かれた。 あれはヴェノア軍との戦争が集結した次の日だ…… 魔法陣の上……倒れている。体が動かない……視界が定まらず意識が朦朧として今にも途切れそうだ。 聞こえるのは共に過ごした仲間の声…… 『はっはあ!隊長オイラに任せとけばバッチリ解決さ!』 無理だ!この状態でなんとか出来る訳がないだろ!! 『隊長……あなたは誇り高き騎士としては正直どうかと思っていました……けど……けど!隊長としては誰よりも最高でした!あなたは……生きて下さい!』 バカか!お前達が生きろ!俺がなんとかしてやるから!!
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