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島に戻った鬼達、
手には加工された白光石の宝石
戻ってきた若者たちの周りに島民みんなが集まってきた
『お前達はよくやった…』
島の長の長老が若者達に言った
『しかしその角は使い物にならん…地獄山の火口に納めなさい』
地獄山…鬼ヶ島で一番高い火山だ
若者達は地獄山を登り、火口に宝石を納めた
長老は火口に近づきながら言った
『数年後に本土の人間の青年が現れる…青年は三匹の獣をつれてこの鬼ヶ島を攻めてくる』
そう言うと長老はいつも首に架けていた丸い白光石をひとりの小さい若者に渡した
そしてこう言った
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