漆黒の翼を持つ者。

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冷たい夜風が身を貫く家までの道。 私の足取りは酷く重い、こんな時に限って智は疲れていてとても送ってなんて我儘は言えない。 『送りがあれば…かっこいい執事とかいて』 頭の中であり得はしないお伽噺のような物語を夢見てる間に私の足は部屋の前にたどり着く。
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