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「契約者…緋桜静、我…エンジュの名の元に」
すると紙は青い炎を放ち代わりに赤い縦長の物体が現れエンジュの手が私に差し向けられる。
『携帯?…これ?』
よく見るとそれは携帯電話だった。
しかしボタンは2つしかなくそれぞれ、消去・追加の文字が刻まれていた。
「その携帯にはお前がさっき書いた縁ある者達のリストが入ってる。
願い叶える前にお前は縁を切る相手を選択し消去しろ、それでその人間と永久におさらばだ。
追加は二回まで縁を追加できる機能。』
エンジュの手から受け取った携帯を見ているとエンジュは説明してくれた。
エンジュの言うように携帯には私が書いた名前がずらり並んでいる。
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