1章 出会い

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ピッピピピピピッピピピピッピピヒ・・・ ヒトリで賑やかになり続ける携帯 俺をまだ眠いのに無理矢理起こすかの様にうるさい電話・・・。 イライラしながら動こうとしない体を無理矢理動かして携帯に手を差しのべた 『ったく誰だよ。うっせぇな。俺に何の用事だょ』 『もしもぉ~し 那緒?まだ寝てんのか?もぅ昼だぞ。いいかげん起きろよ。そんな事より今日の夜空いてるか?』 『なんで?』 不機嫌そうに答える俺。 俺は眠りを邪魔されるのが大嫌いだ。 あっ。 俺は那緒。 さっきの電話はダチの大輔からだ。 俺は何処にでもいるただのフリーター 大輔とは中学からの仲良し 大輔 『今日の夜さぁ 俺にちょっと付き合ってくれない?』 那緒 『だからなんでだって聞いてんだよ?』 まだ起こされた事に腹が立っている那緒。 大輔 『そんなに怒こんなよ』 那緒 『怒る。』 大輔 『まぁ話聞いてくれよ!今日の夜さぁ女の子と遊ぶんだけどあっちも二人だから俺もお前誘って二人で行こうかなって思ったんだけど』 那緒 『マヂ!?』 那緒 『・・・で相手は?』 大輔 『それがさぁ。』 大輔 『中学の時に同じ学年だった・・・空ちゃん覚えてるか?』 那緒 『・・・・・・。』 那緒 『あぁ。あの神城 空だろ?』 大輔 『うん。』 那緒 『マヂかょ・・・。』 【神城 空】は中学時代の同級生で学年ではカワイイ方で俺は中学時代の好きな相手であった。もちろん告白せずに終わった。 大輔 『那緒?おぃ!那緒聞いてんのか?』
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