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なんと、四方の壁から叩いてくる音がしだしたのだ
右から、左から、前から、後ろから…
それはあまりにも突然のことで、わたしは何も考えることができなかった
ほんの30秒程だっただろうか、音は止み、静かになったので、私は前だけむいて走って教室に戻っていった
誰か居たんじゃないだろうかと思ったが、鏡や後ろはどうしても見ることができなかった
いやなものが居るような気がしたから
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