ドキドキの入学式

1/3
3915人が本棚に入れています
本棚に追加
/412ページ

ドキドキの入学式

光輝く太陽が地面を照りつけ、 爽やかな風が私の焦げ茶色の髪を揺らす それと同時に私の胸も高鳴っている 『入学式、かぁ』 私は目の前にそびえ立つ大きな校舎を見て呟いた 門の両サイドに建っている石柱の片方に彫り込まれた"私立東稜学園高等部"の文字 ついこの間まで必死に勉強したかいがあり、私は無事にこの学園に合格する事が出来た 『大変だったなー…』 私は自然と零れる笑みを抑え切れずにニヤニヤしてしまう 新品のスカートを翻しながら校門を潜った そんな私は 神崎結依(カンザキユイ) 勉強も運動神経も見た目も…全てが並といった、超平凡人間だ  
/412ページ

最初のコメントを投稿しよう!