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ドキドキの入学式
光輝く太陽が地面を照りつけ、
爽やかな風が私の焦げ茶色の髪を揺らす
それと同時に私の胸も高鳴っている
『入学式、かぁ』
私は目の前にそびえ立つ大きな校舎を見て呟いた
門の両サイドに建っている石柱の片方に彫り込まれた"私立東稜学園高等部"の文字
ついこの間まで必死に勉強したかいがあり、私は無事にこの学園に合格する事が出来た
『大変だったなー…』
私は自然と零れる笑みを抑え切れずにニヤニヤしてしまう
新品のスカートを翻しながら校門を潜った
そんな私は
神崎結依(カンザキユイ)
勉強も運動神経も見た目も…全てが並といった、超平凡人間だ
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