第4章 掲示される[真実]

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その後、しばらくして目を覚ました緋暮に男の事を伝え、今はその男が居るであろう部屋の扉の前に緋暮と二人でいるのだが…… 率直に言うと扉の上に変な標識がある。 「「本部」……?」 つい書いてある事をそのまま読んでしまった 意味を知りたくて緋暮の方を見ると浮かない顔をしてた 「どうした?」 「あ、いや、橘さん…高村くんになんの用があるのかな。…って」 橘さんとはさっきの軽薄そうな人の事だそうだ 「……そういえば。」 あの変な炎の化け物は俺が倒したらしいけど、あの人が素直にお礼を言うとは思えないし。 「……う~ん…」 いくら考えても思い付かない。 当然だ。俺はあの人ではない上に、面識は一度しかないが多分あの人の思考は常人では理解することはできないと思う。 「まぁ会ってみればわかるか」
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