train

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 二人で思い描いたレールはもちろん、あたし一人じゃ走れない。  でも、二人の思い出のレールならばたった一人でも辿れるんだ。  山手線の車窓に、今日も君を想う。毎週通ってたあの日々と同じ。何も変わらないあたしの日常。  あと何周かしたら、あたしはきっと、一人でも歩き出せる気がする。  泣き虫で未練がましい女だけど、まだふられた訳じゃないし。前向きになれたら、君はたぶん笑うと思う。  真っすぐに、近道も遠回りもしないと約束する。だから待っててよね。  一生懸命生きて、  たくさんの笑い話を作って、  きっと会いに行くんだ。
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