1章 始まり

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季節は春。 新しい制服に腕を通す翔太。 この春から高校生になったのだ。 翔太が通う高校はレベル的には普通だった。 親からはもっと良い高校に行けと言われていたのだが、翔太は家から近く、知り合いが多い所に決めたのだ。 「おはよ~母さん。」 「似合ってるよ。新しい制服。」 「ありがと。んじゃ、いってきま~す。」 どんな高校生活が待っているのか、どんな新しい出会いが待っているのか、期待と不安が入り交じっていた。 玄関を出ると、そこに、小学校からの付き合いの友人、安田 隼人が待っていた。 「はよぉ~。」 「おは~!また同じ高校やね!これからも宜しくな隼人!」 「おぅ!どんな奴と会えるかな~。」 翔太と隼人は歩き出した。
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