3人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
季節は春。
新しい制服に腕を通す翔太。
この春から高校生になったのだ。
翔太が通う高校はレベル的には普通だった。
親からはもっと良い高校に行けと言われていたのだが、翔太は家から近く、知り合いが多い所に決めたのだ。
「おはよ~母さん。」
「似合ってるよ。新しい制服。」
「ありがと。んじゃ、いってきま~す。」
どんな高校生活が待っているのか、どんな新しい出会いが待っているのか、期待と不安が入り交じっていた。
玄関を出ると、そこに、小学校からの付き合いの友人、安田 隼人が待っていた。
「はよぉ~。」
「おは~!また同じ高校やね!これからも宜しくな隼人!」
「おぅ!どんな奴と会えるかな~。」
翔太と隼人は歩き出した。
最初のコメントを投稿しよう!