序章

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「宗牙、宗牙・・・。」 う~ん、桜~・・・。 「きゃっ、何するの。」 ゴツ!! 「痛ってぇ~。」 目を覚ました俺の前に居たのは、分厚い辞典を抱えて驚いた表情をしている香澄だった。 どうやら起こしに来てくれたみたいだ。
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