序章

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「赤い月が出てる夜には何かが起きる。」 次郎が向かう途中、お化け学校の怪談話をして最後にそう呟いた時、タイミングが良過ぎるくらいに鎖で閉ざされた門が現れた。 お化け学校の前までやって来た俺達の周りはすっかり闇に支配されていた。 「今日の月も赤いよな。」 次郎の言葉に俺達全員、夜空を見上げた。
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