序章

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「私がいなくなったら、宗くん、探してくれる?」 体育館の地下で少し不安そうな顔をして俺を見てるのは、幼馴染みの木野桜・・・俺の初恋の人だ。 「探すっつーか、見失わないよ。」 そう言って俺は、隣りに座っている桜の小さな手を握った。 桜は頬を赤くして、小さくうなづいた。
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