序章
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「これで全員見つかったな。」 俺たちが体育館の出入り口に行くと外には、かくれんぼで見つかった残りのメンバー四人と鬼二人が、暑そうに日陰で休んでいた。 「何か微妙じゃね?中学生にもなってかくれんぼって。」 ふて腐されているのは、高城怜子だ。・・・どうやら一番に見つかってたようだ。 「じゃあ、何するっていうんだよ。」 そんな怜子に少しイラついて話すのは、かくれんぼを企画した斉藤和典だ。
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